以前は介護手当てが支給されていましたが、ほとんどの自治体で、家族介護の固定化を招くと言う考えから廃止され、現在は家族介護慰労金制度として実施されています。
家族介護慰労金は、低所得で寝たきりや認知症の高齢者を介護している家族に対して支給されます。各自治体で行っている制度ですので、支給額は地域によって違いますし、制度自体を行っていない自治体もあります。支給額はおおよそ年間で10~12万円です。
なお、対象者は以下の条件を全て満たしていなければいけません。
要介護者が、病院に継続して90日以上入院した時や、介護保険料や国民健康保険の滞納がある場合は、対象とはなりません。
必要書類を揃え、窓口に提出してください。自治体によって必要書類が違いますので、事前に確認が必要です。
要介護認定されている方の介護者対象に、介護者同士の交流をはかり、交流や日帰り旅行などで心身をリフレッシュし、介護の技術を習得する機会を提供する事業です。お住まいの地区を担当する地域包括支援センターが中心となり、開催される事業になります。
基本的に無料ですが、日帰り旅行や交流会の食事代金は実費となることが多いようです。
必要であれば、交流会の間、要介護者をショートステイやデイサービスを一時的に利用できるよう、手配してくれる自治体もあります。
日頃の介護への労をねぎらい、自分へのご褒美として参加してみませんか?