グループホームは生活集団型介護とも呼ばれ、病気や障害で自立した生活が困難な方が、専門スタッフからの援助を受けて、一般の住宅で生活します。海外から誕生したこのグループホーム。日本では認知症対応型を指す事がほとんどです。
専門の介護スタッフが、認知症を患っている高齢者を援助しながら共同生活を送るのがグループホームです。個々の能力に応じて、料理、掃除などの役割分担をし、協力し合って自立した生活を一般住宅で送ります。認知症グループホームは、「認知症対応型老人共同生活支援事業」とも呼ばれています。原則として、終身利用になります。
入居の対象になる方は以下の通りです。
入居するには医師の診断書、面談が必要です。審査の結果、入居できない場合もあります。
介護面は充実していますが、医療面でのケアは行わないこともあり、下記の方は入居できません。
また、途中から身体状態が悪くなり、共同生活が困難になった方や、医療期間に入院し、それが長期間になる場合は退去しなければいけないこともあります。
相場として、入居一時金に100万円前後、月額利用料が15~30万になっています。あくまでも目安ですが、有料老人ホームに比べると、多少低料金になっています。
費用の内訳は、家賃や食費、水道光熱費、介護保険自己負担分(1割)となっています。紙おむつ代などの雑費は全額自己負担となります。
入居するには、ある程度の身の回りのものは自分で用意しなければいけません。
寝具類、タオル類、洗面道具、衣類、食器、ティッシュペーパーや洗濯洗剤などの消耗品、カーテンなどです。
カーテンは防炎加工がされたものでなければいけません。