毎日の食料の買い出しや休日のショッピングなどで、スーパーや商店街、またはショッピングセンターに出かけることも多いですね。ここでは、スーパーや商店街におけるバリアフリー設備などに関して紹介します。
盲導犬や聴導犬、介助犬は補助犬と言われ、目や耳、身体に障害を持つ人にとっては大事なパートナーです。ところが、補助犬に対する理解がないため、犬と一緒に入店することを禁止しているお店も少なくありません。
大型スーパーでは許可されているところが多いものの、商店街などにある小規模のお店などでは、まだ拒否されることもあります。特に食品を扱っている商店などは、事前に確認したほうが良いでしょう。
障害者や高齢者などの場合、買い物をする際にサポートが必要な人もいます。付き添いの人がいれば良いのですが、一人で買い物をしている人は色々と大変なこともあります。
例えば車椅子使用者は、高い棚の上のほうにある商品が良く見えませんし、手も届きません。
そんな時、比較的大規模のスーパーなどでは、買い物をサポートしてくれるスタッフがいることもあります。
このような専属スタッフがいない場合も、何か不便なことがあれば店員さんに声をかけて手伝ってもらいましょう。
洋服を選ぶ際に使う試着室は、立ったまま着替えるのがせいいっぱいの広さが一般的です。子供連れの人は、試着室の外に子供を待たせることも少なくないでしょう。
そんな狭さではもちろん車椅子では入ることができません。少し広めの試着室を作ることで、車椅子使用者やベビーカーに乗った赤ちゃんなども入ることができて、とても便利です。
高齢者や障害者などが快適に楽しみながら、買い物をするためには、まだバリアフリーにしなければならないところが沢山あります。
大型スーパーやショッピングセンターに比べ、商店街はバリアフリー化が進んでいないところも多いですが、少しずつ『誰にでもやさしい商店街づくり』に取り組んでいる地域も増えています。
ここで取り上げるのは、スーパーや商店街に限ったことではありません。公共施設や娯楽施設などについても、共通のことです。
出入り口に、段差や階段を設けているお店は多いものです。杖を使っている高齢者や車椅子使用者、ベビーカーを押しているお母さんなどは、そのようなお店に入ることが難しいケースも少なくありません。
お店のドアも押したり、手前に引くタイプのドアの場合、手に力のない高齢者や車椅子使用者などにとって開閉しにくいです。できれば、自動ドアまたはスライドドア(引き戸)望ましいでしょう。
アパートやマンションなどの一般住宅は、5階建て以上がエレベーターの設置が義務付けられています。
一方で、不特定多数の人が利用する施設では2階建て以上になると、エレベーターの設置が望ましいです。
またエレベーター内のボタンは、扉脇にあるもの以外で、横の低い位置にもボタンを設置されていると、高い位置に手の届きにくい高齢者や車椅子使用者も楽にボタンを押すことができます。