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徘徊老人の位置検索システム

認知症を患っている高齢者で問題になるのが徘徊です。徘徊するうちに、自分の家が分からなくなり、帰ってこられずに警察に保護される例も珍しくありません。家族は衣服に名前と住所を縫い付けたり対策をするでしょうが、家族に連絡が入るまで心配なことには変わりありません。

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事故を未然に防ぐ

警備員

徘徊行動のある高齢者がいる家庭では、事故を未然に防ぐと言う意味でも、徘徊老人が今どこにいるのか把握できると大変便利です。
徘徊老人の位置検索システムの導入に、自治体で助成金を出している地域もあります。これは、警備会社などでGPSシステムを使い、老人や子供の位置情報が把握できるサービスです。有料システムになりますが、認知症の高齢者がいる家庭では役立つのではないでしょうか。


助成事業

徘徊老人の位置検索システムにかかる費用を助成している自治体があります。お住まいの地域で導入されているかどうか調べてみましょう。本人はもとより、家族の精神的負担も軽減するのではないでしょうか。

助成金対象者

  • 徘徊行動のあるおおむね65歳以上の認知症高齢者
  • 検索システム事業者と利用契約を交わした方

※ ペースメーカーを装着していると利用することはできません。

助成額は自治体によって違いますが、10,000円を限度額に設定している地域が多いようです。なお、基本料金は助成額に含まれませんので、全額自費になります。

機器レンタル

検索システムを提供している事業者をはさまず、端末機を貸し出して位置情報を提供してくれる自治体もあります。月額も数百円と利用しやすい金額に設定されています。


通信方式

位置検索をする方法は、PHS方式とGPS方式があります。それぞれに長所短所がありますので、よく考えて選びましょう。

PHS 長所 端末機が軽い、高齢者の負担にならない
短所 位置情報の精度に100m程度の誤差あり。山間部などでは使えない
GPS 長所 位置情報の精度が高い。誤差は10m程度
短所 ビル街や地下では使えない

検索システム事業者

パソコンの操作

検索システム事業者と契約すると、携帯電話やパソコンで、徘徊高齢者の現在地が分かります。機械は苦手だと言うご家族は、事業者に電話をすると、オペレーターが代わりに現在地を調べてくれます。また、徘徊位置が分かってもすぐに現場まで家族がいけない場合、事業者の対処員が代わりに駆けつけ、家族が来るまで付きそうか、タクシーを手配して乗るまで傍にいてくれるサービスもあります。



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