シルバー大学は老人大学とも呼ばれる市民大学講座のことで、教育施設ではありませんが、高齢者の活力となっていて、とても人気です。大学で開催されているシルバー大学では、講座内容が大学の学修と同程度以上と認められると、申請することにより、大学の単位として扱われます。
シルバー大学の大学生活は、老人クラブの活動内容に似ていますが、高齢者は大学生として学校生活を送り、クラブ活動や文化祭、体育祭りなども行われます。学校生活は1~2年間で、入学から卒業まで様々なことを学び、数多くの活動をします。
授業は毎日ではなく、週1日数時間という大学がほとんどです。かかる費用は大学によってそれぞれ違います.
知識を広げたり、健康に関することを学んだり。福祉サービスや地域活動に関することを学びます。中には施設実習をするシルバー大学もあります。
中には、韓国語や中国語コースがあったり、食品加工などを学べる大学もあります。クラブ活動も多岐に渡り、蕎麦打ち愛好会などがあるシルバー大学もあります。
スポーツやレクリエーション、健康作り、福祉関係のことを学びます。中にはパソコンを教えてくれるシルバー大学もあり、人気があります。
学んだことをもとに、老人福祉施設、在宅介護支援センターなどでボランティア活動も行います。また、地域で開催される健康教室の補助活動も行います。
シルバー大学で様々なことを学び、卒業した後は学んだことを生かすべく、社会貢献する人が大勢います。自主的にボランティアグループを作り、児童館や図書館などで読み聞かせをしたり、自動養護施設で昔の遊びを教えながら交流ボランティアをしたり、環境美化の為に、定期的に街の清掃をしたりしています。
こうした活動が、高齢者とはいえ、生き生きと日々過ごすことができ、結果的に高齢者の心身の健康へとつながっていくのです。