現在日本には様々な福祉の制度やサービスがあります。高齢者、障害者、児童など、いくつかに分けられていて、それぞれに数多くの制度が設けられています。
もちろん、限られた人だけではなく、社会や経済の変化に応じて、利用者や個人に対し、社会福祉の制度やサービスが見直され続けています。
福祉には地域福祉や高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、生活福祉資金など、それぞれ様々な制度があります。
自分や家族はどんな制度やサービスが利用できるのか、知っておくことも必要でしょう。
福祉サービス苦情処理制度とは、各自治体に設けられている苦情処理委員が、福祉サービスを受けた方からの苦情に対し、第三者の立場から、問題を調べ、判断して解決に向かうよう、お手伝いをする制度です。
問題があると判断されたサービスについては、管轄している市町村や事業者に提言し、サービス向上に向けて改善するよう働きかけます。
中には利用者の要望が過剰になっている部分もありますが、環境を整えながら、利用者が納得して使えるサービスを目指しています。
民生委員の歴史は古く、大正時代からはじまった制度です。
私達は「民生委員」という呼び方をしていますが、正式には「民生委員・児童委員」と言います。
民生委員の活動と同時に、児童福祉法での児童委員の役割を民生委員が兼任して行うためです。
地域に密着した活動をベースとしていて、地域住民のよき相談役となります。
もちろん、相談役だけではなく、一人暮らしの高齢者宅を周り、孤独死の防止や、児童虐待、DV問題などの問題解決にも関わっている存在なのです。