一人暮らしの高齢者、重度身体障害者の方が、安心して日々を過ごせるようにしたシステムが、緊急通報システムです。
通報装置やペンダント式の機器のボタンを押すことで受信センターに通報が行き、状況に応じて救急車を代わりに要請したり、親族に連絡をしてくれるシステムです。
緊急通報システムには固定電話回線が必要です。
NTTアナログ回線、ISDN回線、各社ADSL回線、光電話回線、CATV回線、ソフトバンクテレコムおとくライン、KDDIメタルプラスなどがご利用できますが、お住まいの地域によって異なりますので事前に確認が必要です。
なお、
NTTアナログ回線以外では、停電時に電話回線を使用することができませんので、同意された方のみ、ご利用できます。ADSL回線の場合、回線の分岐機が必要となるため、工事費用がかかる場合があります。
緊急通報システムは、住民税非課税世帯と課税世帯、年齢、障害の程度、慢性疾患の有無により、利用料金がそれぞれ違いますので、65歳以上の方は高齢者保険福祉サービスの相談窓口、障害者の方は障害者等保険福祉相談窓口でご相談ください。市区町村によっては、非課税世帯では無料で利用できる場合もあります。
利用者には月1回~年1回(自治体により変わる)、お伺い電話があり、健康状態や生活の様子を伺い、必要であれば助言を行います。地域によっては、24時間体制での健康相談も行っており、看護師など健康に関する不安、悩み事相談を受けてアドバイスを行います。