病気や障害などで身体の自由が利かない人が、何らかの災害時に自分の身を守るためには防災用具が欠かせません。 ここでは、障害者用の防災用具も福祉用具のひとつと捉え、重度身体障害者防災用具購入費助成について紹介します。
地震や火災などの災害時、障害者の安全確保のために防災用具を導入する必要があります。一般的な防災用具では、障害者が使えないものも多いので、防災用具と福祉用具両方の機能を備えているものでなければなりません。
そこで、重度身体障害者防災用具購入費助成の事業を行っている自治体があります。これは、災害に備えた防災用具の購入にかかる費用を助成してくれるというものです。
重度身体障害者防災用具購入費助成の対象となる種目と対象者は、次の通りです。
対象種目 | 対象者 |
---|---|
防災ベッド | 寝たきりの方 |
災害情報機器 | 視覚や聴覚に障害があるなどの理由で、災害情報を得ることが難しい方 |
発動発電機および人工呼吸器用バッテリー | 人工呼吸器を使用している筋委縮性側索硬化症などの病気を持っている方 |
※ 自治体によっては、対象となる防災用具の種目や対象者の条件が異なる場合があります。また、全ての自治体で、このような助成を行っているわけではありませんので、導入の際には事前の確認が必要です。詳しくは、お住まいの地域の福祉課・担当窓口へお問い合わせください。
重度身体障害者防災用具購入費助成の申請方法は、次の通りです。
申請に必要な書類等は、自治体によって異なる場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。
必要書類を揃えて、各市区町村の担当窓口へ提出してください。原則として、かかった費用の1割は自己負担となります。