母子家庭なのに、入学金が高い私立高校への入学が決まった娘。
入学金だけではなく、教科書代、制服、学校指定のジャージ、靴など、かかる資金は山ほど。
福祉関係を調べまくり、母子家庭に対して無利子で貸付をしてくれる制度があることを知りました。
母子父子寡婦福祉資金貸付は、就学支度資金だけではなく、生活資金や技能習得資金、転宅資金、結婚資金など、様々なケースに適用されることが分かりました。
我が家は就学支度資金なので当てはまっています。
さっそく電話で事前相談の申込をしました。
事前相談では、現在の生活状況、貸付金の必要性などを聞かれます。
生活に困っているわけではないけれど、余裕のある暮らしではないこと、高校入学準備をすると、生活が不安になるということを相談しました。
借金があるわけではなく、母子家庭と言えどもボーナスが出る立場で仕事をしていることなどが考慮され、いくら必要なのかを決め、連帯保証人をつけて、返済計画もその時にたてました。
知り合いの会社社長が快く連帯保証人になってくれ、無事に貸付を受けることができました。
準備も全て整い、娘は私立高校へ入学、問題なく3年で卒業しました。
高校を卒業し、一定期間をおいて返済が始まります。
無利子で無理のない、小額での返済です。
返済が始まる通知は連帯保証人のところにも行きます。
支払いが滞れば当然連帯保証人の方へ請求が行きますので、絶対遅れないよう、毎月返済しました。
定期的に残高が記載されたハガキが届き、手帳にあと何回・・・・と付けながら頑張りました。
晴れて全額返済し、支払いが終わった時点で自分と連帯保証人の所へ返済完了の通知がきました。
お世話になった知り合いの社長の所へ菓子折りを持参し、とても助けられたことへの感謝をしました。
母子家庭だし無利子だし。
なんて簡単な考えではいけません。
まとまったお金を借りるのですし、連帯保証人も頭を下げて頼まなければいけません。
連帯保証人の年収なども提出しなければいけませんので、中々なってくれる人はいないかもしれません。
それを快く引き受けてくれた社長には感謝しています。
母子家庭が助かる制度がたくさんあります。かしこく利用しましょう。