健康づくり をテーマにしているボランティア活動は、沢山あります。
私はこれまで高齢者のボランティアには数多く挑戦していましたが、今回は健康づくりをテーマにしているボランティアに参加しました。
健康づくりのボランティアの一員として参加したのは、高齢者と河川敷をウォーキングするという活動です。
そのボランティア体験を通して様々なことを学びました。
最初に感じたことは、高齢者はウォーキングの際に転倒しやすいということです。
主な原因として考えられるのは、歩くときに足を上げる高さが筋力の低下により低くなっているので、障害物を越えることができなくなってしまうこと。
さらに問題なのは、無意識のうちにそうなっているため、認識の上では越えているはずの障害物に引っかかってしまうのです。
急な転倒ですから、とっさに受け身などが取れません。
打ち所が悪いと、大きなけがにつながる危険性もあります。
今回参加した健康づくりのボランティア活動で気をつけたことは、私が先立って歩きながらウォーキングの参加者に障害物を認識させ、それを越えるための補助をするようにしました。
さらに言えば、高齢者の方々の靴などにも気を配り、歩きやすいスニーカーなどを選ぶように指導することも大切だと感じました。
また、効率よい運動にするために、基本的にはリズムを一定にして歩くことが大切ですので、事前に決めたチェックポイントの通過時間を守れるように工夫しました。
歩行リズムという点では、音楽を活用することでリズムの調整もすることができました。
ひとえに高齢者とっても、少しの年齢差によって歩行スピードがだいぶ違います。
どちらにも無理がないように、グループを複数に分けることでストレスなく、ウォーキングできたと思います。
万が一何かあると困るので、それぞれのグループに医療関係の職員をつけて、緊急事態にも速やかに対応できるようにすることもボランティア活動の一環です。
涼しい秋口のウォーキングでしたが、軽い脱水症状になる方が出ました。
その時にも、すぐに対応していただけたので、大事には至らずに良かったです。
今回の健康づくりのボランティア活動は、事前の準備などが特に重要な内容でした。
高齢者の方々が普段どのようなストレスを感じているのか、最近の悩みなどをウォーキングしながら聞けたことも収穫の一つでした。
普段から高齢者と関わる仕事を行っている私としては、彼らとどうやってかかわっていけばいいのかを学べる良い機になりました。
このボランティア活動での経験を今後に生かしていこうと思います。
全国各地、色々なところで健康づくりのボランティアを募集しています。
一口に『健康づくり』と言っても、食や運動、健康などテーマは様々です。
そんな健康づくりに興味があって、ボランティア活動をしたいと思っても、まず何をすればいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
地域のボランティアセンターや保健センターなどでは、健康づくりのボランティア養成講座が行われています。
養成講座の内容は講話のほか、実技(体力測定・レクリエーションなど)、救命講習、調理実習などです。
養成講座を修了すると、晴れて健康づくりのボランティアとしてデビューできます。
健康づくりのボランティアは、大きく『健康運動普及推進員』と『食生活改善推進員』に分けられます。
地域によって、活動内容は様々です。
健康づくりに対する関心も年々高まっている中で、ボランティアとして活動することを希望する人も増えてきています。
参加者に指導することは、自分自身の勉強にもつながります。
ボランティア活動で、自分の知識や技術などを高めながら、充実した時間を過ごしている人は少なくありません。
ウォーキングイベントなどに参加する運動ボランティアは、健康運動普及推進員とも呼ばれています。
運動を通して、地域の健康づくりのために活動しています。
定期的に開いている体操教室で健康維持や筋力アップを目的とした体操を参加者に教えたり、健康関連のイベントにスタッフとして参加したりします。
食生活改善推進員は、ヘルスメイトと呼ばれることもあります。
食を通して地域の健康づくりのために活動しているボランティアです。
生活習慣病予防などテーマを決めての調理実習をする研修会や栄養士を迎えての講話を行っているほか、地域で親子料理教室や男性向けの料理教室など、色々な料理教室を開いています。
たくさんのボランティア活動に参加し、自分自身も学ぶべきことが多くあります。