子どもが生まれてから、百貨店やデパートにはあまり行かなくなりました。子どもを連れて百貨店を利用した際の体験談をご紹介します。
百貨店にもベビー用品のフロアがあり、そこにベビー室や子連れ歓迎のカフェが併設されていたりはします。一昔前より、子連れ利用を考えてお店づくりをしていただいていることにはありがたさを感じます。しかし、『ベビー用品フロアに到着するまで』『ベビー用品フロアでの子どものいたずら』『買い物中の授乳やおむつ替え』が気がかりです。これらの点は、私が個人的に子連れ利用して感じたことです。
たいていの百貨店は、ベビーフロアは上層階にあります。エレベーターはたしかに優先のものを設けてくれている所もありますが、係の方がいない場合には、健常な大人の方でも横から入ってきたり、譲ってもらえないことが多いです。車いすを利用されている方への心配りはきちんとされている方が多く見られ(それでも図々しい健常者もいますが)、ベビーカー利用や妊婦の方にも、エレベーターは必要という周知はまだ浅いように思います。
限られたスペースにたくさんの商品を陳列する必要があることはわかるのですが、通路が狭く、ベビーカー同士がすれちがうことすら困難な百貨店も多いです。通路が狭いゆえに、子どもが少し手を伸ばすと商品に届いてしまい、ゆっくり見ることができません。スタッフの方々はたくさんいますが、商品の紹介や試着には来ていただけるものの、少しの間子どもの気を紛らわせてくれたり、面倒をみてくれるといったサポートがない所もまだたくさんあります。
また、会計の仕組みはよくわかりませんが、各店舗で支払ったあと、集金の窓口があるのか店員さんが戻ってこられるまでものすごく時間がかかるところもあります。よっぽど落ち着きのある子でないと親子共に疲弊してしまいます。
せっかく子連れ利用のためにベビールームやおむつ台を設置していただいているのですが、大きな百貨店にこの機能をもった部屋が一つしかないケースがほとんどです。他の階からベビールームに移動するだけで労力を使います。広いものを一つ設けていただくより、最低限で良いので複数箇所につくっていただけると、よりバリアフリーなのにと感じます。
もうすぐ1歳になる男の子のママです。