近年公道などにも大分バリアフリーの環境が整備されてきました。私も出産前は何も不便を感じず、むしろ「フラットで歩きやすいなぁ」と感じていた家周辺の道ですが、いざ子どもが生まれベビーカー中心の生活となると、バリアフリーに見える道の落とし穴がたくさん見えてきたのです。少しの段差でも、大きな衝撃があります。
※記事内に乗せている写真に写っているブルーの車輪は、我が家のベビーカーのものです。
まず、この画像を見てください。 これは、公園の遊歩道の一部ですが、明らかな段差があります。見るからに段差があり、止まって前輪を持ち上げなければ上ることはできません。子どもやお年寄りにとって危険なのはもちろんですが、暗くなると、大人でもつまづいてしまう可能性が大いにあります。ここはまだバリアフリー化されていないところなのでしょう。
次の画像を見てください。
一見、車道と歩道との段差を埋めてくれています。健康な大人なら、まず安全に歩けますね。しかし、ベビーカーで直進しながらここから歩道に上がろうとすると、ほぼ毎回引っかかります。こんな小さな段差なのに……です。仕方なくベビーカーの前輪を浮かせて上がるのですが、体力も消耗するし、子どもが寝ているのを起こしてしまったり、前のめりになって楽しんでいる時なら急な揺れでバランスを崩してしまい危険です。我が家の近所の歩道は、このタイプが多いです。(正確に段差の高さを測ってはいませんが、毎日のベビーカー散歩で間違いなく苦労します。)ベビーカーでなくとも、抱っこひもで赤ちゃんを抱き足元が見えない状態で歩いていても、危険です。障がいをお持ちの方や、高齢者の方にとってはもっと深刻な問題といえると思います。
補修工事などがされた後、右の画像のように段差が減っていることもあります。上の画像のものとあまり変わりませんが、ほんの数ミリの配慮が、日々の生活を楽に安心にしてくれました。より多くの歩道がこうなることを祈ります。
最後に、上の写真を見て下さい。完全に車輪が側溝にはまってしまいました。 このように側溝に蓋をするのは、たしかに車の出入りのためなのかもしれませんが、この道を必要とする弱者も少なからずいるのです。
一種類のベビーカー使用のみでの、あくまで個人の感想ですが、同じように悩んでいるけれど我慢をするしかない立場の方もたくさんいらっしゃると思います。誰もが安心して歩ける歩道が整うことを祈ります。
もうすぐ1歳になる男の子のママです。