発達障害者には色々とこだわりがあり、変更になると不安に感じることがあります。
私は大人になってから発達障害と診断されましたが、夫と職場の理解があったので困難に思うことなく過ごすことができました。
ですが、子供には障害のことは通用しません。急な行動は当たり前ですし、私の言うことも分かってはくれません。
そんな私のこだわりと娘との日常で困難になっていることをお伝えします。
育児書を読むと、「就寝時間は20時が理想です」と記載してありました。
そうすると、私は必ず20時までには娘を寝かせようと頑張ります。
その他にも、「テレビの時間は1日30分まで」「ご飯は3回+おやつは1回」「お昼寝時間は1日2時間程度」など、育児書には沢山の基準となる数字が書かれています。
保健師さんと面談をすると、「お母さんは規則正しい生活をされていて凄いわね」とよく言われますが、1日の生活リズムを決めなかったり、基準の数値がないと私は不安でしょうがありません。
ある意味では、発達障害の私が時間へのこだわりを持っていることで、娘の規則正しい生活が保たれていると言えるでしょう。
その点は、良いことだと感じています。
ただ、臨機応変な対応はできないので、予定よりお昼寝時間が短くなったり、急な来客があった時には私は心が不安定になりパニック状態に陥ってしまいます。
一度崩れてしまった予定を再構築する間、娘と向き合うことは難しくなります。
例えば食事で使う椅子は戸棚の前で座面が前向き、半袖の肌着の横に長袖の肌着など物の置き場所が私の中で決まっています。
自分の物だけなら日常に支障はありませんが、夫が娘の物を動かしたり別の場所に置いてあると、不機嫌になってしまいます。
さらに、公園ならコレ、ショッピングセンターならコレ……というように、お出かけの場所によって着ていく服や持ち物も決めています。
なので、夫に娘の着替えや準備を頼みたくても頼めない状況を自分で作っているのは分かりますが、お出かけ場所と服装がかみ合わない場合、私はもやもやした気持ちになり、結局自分で用意することになります。
こだわりのせいで困ることがありますが、褒められることも多くあります。
「うちの子は夜、中々眠らなくて困る」「ご飯を食べない」などの悩みは私にはありません。
規則正しい生活をし、しっかり睡眠と遊びを取り入れているからだと自負しています。
ですが、「手を抜く」という方法を私は知りません。
どこまで疲れたら家事をしなくても良いのかなど、育児書には書いていません。
発達障害者は疲れたという感覚が分からないと言われることもあるので、たまにフリーズするほど自分を追い詰めてしまうのです。
完璧のように思われている私ですが、内心は自分で決めた事柄を必死に守ろうとして、なるべくパニックにならないように頑張っているだけなのです。
1歳の娘相手に奮闘しています。
育児と発達障害のおかげでドタバタな毎日を送っています。