私は23歳でできちゃった結婚・出産をし、色々な事情で26歳の時に離婚しました。
離婚から2ヶ月経ち、息子とパパとの関わりをどうしたらいいのか悩んでた頃、以前住んでいた近所の公園でお祭りがありました。パパから「会いたい」と連絡があったので、私は息子を連れて行くことに。息子は楽しそうに久しぶりに会ったパパと遊んでいました。
お祭りを満喫し、自転車で家に帰っている時、「ママ、何でか知らんけど目から水が出てくる」息子がそう言います。この時は幼く涙を知らない息子が、私の自転車の後ろでどんな思いをしていたのかを考えると、安易にパパと会わせたことをすごく後悔しました。
これを機に私は、息子が大きくなり“パパと会いたい”と自ら行ってくるまで会わせる事をやめました。
これから先、私はこの子の為に生きる覚悟をして再婚もしない!と思っていたにもかかわらず、離婚から1年が経った頃に共通の趣味を持つ4才年上の男性と付き合う事になりました。彼は私に子供がいることを知っていたし、すごく仲良くしてくれていました。そして、いつしか彼と一緒に暮らすようになり、私たちは引越しをすることになりました。
引越し後、今まで彼を愛称で呼んでいた息子が何かが吹っ切れたかのように、急に「パパ」と呼ぶようになったのです。私たちはこれを聞いて結婚する意志を固めました。この時、私が27歳・息子は4歳でした。
新しいパパは、子供の躾に厳しい人でした。ある程度の柔軟な考えも大事だと思っている私との考え方の違いから、喧嘩が何度もありました。
躾ける時以外は、よく息子と遊んでくれたり、行事ごとにもよく参加してくれたので、息子もパパのことは大好きでした。でも、6歳くらいまでは私と話をする際に、前のパパの話題に出てきていたこともあり、息子とパパとの関係と、いつ次の子供を授かるかを一番心配していました。
次の子供が男の子なら、パパは比べてしまうんじゃないか……と不安になりながらも、息子から前のパパの話題も出なくなってきた頃、私が30歳になった事もあり第二子を授かる決心をしました。約2年の不妊治療の末に妊娠し、息子が9歳の頃に男の子を出産しました。
私が心配していたパパと長男の関係は、全く問題なく今まで通り遊びに行ったり勉強やサッカーを一緒にしています。長男も弟の事を大事にし、まるで親のように可愛がっています。9歳という年齢差が良かったのかなと感じています。
そして、現在3人目を妊娠しています。相変わらずパパの躾は厳しいですが、そのお陰か長男の食事や遊びに行った時のマナーは褒められるほど良いです。
これからもいろんな事があるとは思いますが、あの時離婚したことや再婚したことに後悔はありません。その時々に決意した信念を胸に、この平和で幸せな毎日を守っていきたいと思います。
今は家族と共に、第三子の誕生を心待ちにしています。