元夫のDVが原因で、子ども二人を連れて四年前に協議離婚をしました。 子どもたちにもわたしにも障害があって思うように働けず、知り合いに勧められ生活保護の申請をすることにしました。
生活保護の申請をしようとした当時、預貯金が僅かに残っていたこと、実家からの援助が多少あるということで受給が認められませんでした。困ったなぁと思いましたが、限界まで精一杯頑張るしかない!と決意し、親子共々病院通いをしながら、内職を増やしたり、生活を切り詰めるなど出来る限りの工夫と努力をしてみました。その間、通信講座で資格取得の勉強も始めました。
そうしているうちに、最初に申請に行ってから一年が経ち、次第に貯金も底を尽き、ついに心身にも限界が来てしまいました。さらには父親が亡くなり、実家からの援助も難しくなってしまったのです。
そんな状況の中、子どもたちの障害が悪化し、わたしも介護で目が離せない状態となってしまいました。自分一人の力ではどうしようもなくなり、再び市役所の生活保護課へ相談に行き、子どもたちの障害のこと、自分の障害のことなどを詳しく説明しました。すると、病院の診断書、財産の有無、親兄弟、前夫の援助出来ない理由を書いた書類の審査に一ヶ月ほど掛かると言われました。
最初に申請をしてから一年以上掛かって、やっと生活保護を受けられることになりました。
とりあえず、これで最低限の生活が出来るんだと思うとほっとはしたのですが最初の担当の方からは「不正受給は犯罪ですよ!」と鬼のような形相で言われたことも何度かあり、そのたびに悲しい気持ちになりました。その時はとにかく早く生活保護を受けるのを止めたいと思い、資格取得や家での仕事を頑張らなければと焦りばかりがありました。
次の担当の方は、良く事情を理解してくださっていて、とても助かっています。温かく長い目で見守ってくださっているような感じがして、仕事や子育てにも気持ちの余裕を持って取り組めるので、将来に対しての希望も見えて来ました。同じ生活保護課でも、担当者によって対応の仕方が違うことを学びました。障害はありますが、家族で力を合わせていつかは生活保護から卒業するのを目標にがんばっていきたいと思っています。
重度の発達障害の子ども二人と暮らすシングルマザーです。