精神的な病気を抱えているため、働くことができず、生活保護を受給することにしました。生活保護を受給してから、楽になったことについてお話します。
私は精神的な病気を抱えていて、満足に仕事が出来ずに、最初は傷病手当金をもらっていました。ですが、その傷病手当金も途中で切られてしまいました。
何とか仕事をしていても病状が悪化する一方だったので、働けずにクレジットカードのキャッシングに頼って生活していました。それもいっぱいいっぱいになってしまい、インターネットで調べた法テラスに行き、自己破産を弁護士に勧められ、生活保護を受給してみては?と提案されました。
最初に役所で相談してから、民生委員とケースワーカーがそれぞれ家庭訪問に来ました。一人暮らしをしているか、まわりに支援してくれる人がいないか、財産がないかどうかなど調査され、その審査が通って、生活保護受給開始になりました。
生活保護を受給してから、病院代や国民年金、NHK受信料等の料金も支払わずにすむので、生活が楽になりました。元々精神科の医療費は、自立支援で無料になっていたのですけどね……。他にも病気をいろいろ抱えているので、病院代がかからないというのは、私にとって生活保護を受給した大きなメリットになっています。
ケースワーカーに障害年金、精神障害者手帳の事も教わり、どちらも受ける事が出来ました。障害年金が2か月に1度入るので、生活保護費はその分引かれて均等になるようになっています。精神障害者手帳(2級)のおかげで、交通費もかからなくなりました。更新期間だけ交通費は実費になりますが、それでも助かっています。身体障害者手帳は有名ですが、精神障害者手帳の存在を知らなかったので、勉強にもなりました。
生活していく最低分の金額しかもらえませんが、料理などの面で節約して、多少好きな物が買える分ぐらいはあります。まわりにも生活保護を受給している方が多く、皆さんそれぞれ生活の工夫をしているようです。
私の場合は猫2匹も飼っています。ペットはだめじゃないか?という話も聞いた事はありますが、精神的な安定にも繋がるのでなくてはならない存在です。
病気で仕事出来ない方は、役所に行って相談してみた方がいいと思います。生活保護のイメージが悪い人も中にはいますが、生活保護を受けているからと言って、何か不便になったという事は私個人の経験上はありません。実は、私自身も生活保護を受給するまではあまりいいイメージがなかったのですが、生活していく為には必要だったのです。
病状は変わらないままですが、お金の面で苦労せずにすむので、治療に専念出来ています。社会復帰出来るのはいつになるかわかりませんが、それまでしばらくお世話になろうと思っています。
精神的な病気を抱えながら、猫2匹と生活する女性です。