双極性障害を発症し、それまでしていた仕事も辞めざるを得ませんでした。収入が絶たれたため、生活費は無限にあるわけではなく、現状、国から受けられる福祉サービスをすべて受けようと思いました。
私の場合、自立支援にはすでに適応していたので、精神障害者手帳と障害年金の受給を検討することにしました。また、手帳を受け取ることにより、就職面では一般雇用以外に障害者雇用という可能性が広がることにも期待していました。
「地域名+社労士」という組み合わせで検索をして、トップから3名ほどの社労士のホームページを確認して、報酬、情報量、人柄(印象)から選びました。しかし、該当する社労士の方は多忙のため、紹介という形で他の社労士を教えていただきました。紹介してもらった社労士は、報酬も安く印象も良かったので、お願いすることにしました。社労士へ依頼してからの流れは次のようになります。
社労士とのやり取りや、書類の準備、書類の記入は苦でもありませんでした。しかし、病院で書類を受け取る際、もう行っていない病院(ある意味、悪化の原因になった病院、もう行きたくない病院)は個人情報の観点から、社労士による代理は拒否され、また妻による代理も本人の確認が必要とのことで埒があきませんでした。私としては代理で済むならよかったのですが、何回もその病院のことで社労士と連絡を取り合うのが嫌になり、結局は自分で書類を受け取りに行きました。
手帳の利点としては、近所のバス代が無料、タクシーにも融通が利きます。しかし、私の場合は、移動範囲が広かったので活用していません。施設によっては入場料がサービスされるので、普段から持ち歩くといいです。
また、障害年金と手帳の取得に合わせて、社労士に国民年金の免除の申請と、国民健康保険の減額の申請を依頼しました(追加料金は発生していません)。国民年金は免除の申請により、後々受け取る金額は減りますが、「今」が大切なので申請しました。これにより、国民年金の支払いの督促がなくなります。国民健康保険は減額の申請により、月々に支払う国民健康保険の料金が減額されます。国民健康保険は多く支払ってしまった場合でも、後日、過誤納として振り戻されます。
雇用の利点は、一般雇用以外に障害者雇用も選択肢に入ります。
36歳の既婚男性で子供がいます。双極性障害ii型(躁うつ病)の治療を続けながら、「今まで自分が助けてもらったことを、同じように努力している人を助けたい」という想いで、福祉関連の仕事のために就職活動中。セミナー講師や本の出版に向けて個人活動も開始。