発達障害かもしれない我が子……疑う理由は、兆候があるからです。
私は2人の子どもを育てるママなのですが、1人目とは違う「育てにくさ」を2人目の子に感じています。
発達障害の兆候は、どんなところにあるのでしょうか。
発達障害について態度が明らかにおかしい子だと疑われますが、
2歳児のイヤイヤ期などと混同し、発達障害なのかどうなのかわからないことがあります。
「発達障害」がある場合、発達スピードに早い・遅いがあり、苦手なことやうまくできないこともが増えていくケースも……。
生活や仕事面で困ることが色々出てくるほか、子どもの場合はできないことが多くてママやパパの負担も増えてしまいます。
子どもだけでなく、今は大人の発達障害も増えていますよね。
大人が子どもの時に発達障害と診断されないまま成長して、仕事がうまくできなかったり、引きこもりになっているケースがあります。
このような一例が挙げられます。
わかっているだけでも100人に6~7人が発達障害で、
上にあげた項目で全てに該当していなくても発達障害になっているケースが多いといわれます。
我が子は、はっきり発達障害と診断されたわけではないため、障害者手帳も持っていません。
ただ健診時に相談して、今は療育施設に通い始めたところです。
私自身が我が子の発達障害を疑い始めたのは、定期健診の時でした。
「他の子ができていることがうちの子はできていない」と思うことが幾度かあったのです。
2人目の育児ですが、1人目と違うことが多すぎて混乱しています。
3歳になった現在、なんとなくですがアスペルガー症候群ではないかと思っています。
など、アスペルガー症候群に当てはまる特徴があるからです。
3歳ですが、「パパ・コーヒー・すき」くらいの文章しか話せません。
あとは「ありしゃん(ありさん)」「ぶたしゃん」と単語で話せます。
言葉に関しては「軽度の遅れ」です。
道具を使うのは得意で、冷蔵庫のドアを自力で開けようとしたり、椅子を使って玄関ドアのカギをあけて扉から脱出を試みたこともあります。
我が子がアスペルガー症候群ではないかと思う大きな理由は、知的障害を伴っていないからです。
科学館に行った際、当時2歳だったのですが、その年頃の子には難しそうな恐竜図鑑を買ってくれるようにせがんだことがあります。
科学が好きで、その中でも恐竜が本当に大好きで、本屋さんや博物館、科学館などはお気に入り。
本屋さんでは毎回、重い図鑑を持ってきては「図鑑は何冊もいらない!」と私に怒られます。
図書館でも借りるのは「図鑑」で、恐竜関係の本は読みつくしました。
恐竜の名前はしっかり理解できます。
ブラキオサウルスにペンタケラトプス、トリケラトプス、パキケファロサウルスなど母親の私が知らないことまで理解しています。
文字は読めないはずなのに、図鑑で「パキケファロサウルスはどこ?」と聞くと、「ここ!」と指さしてくれます。
タブレットで見るYouTubeは英語で、何回も同じ動画を見続けているため、「このシーンで恐竜が吠える」などと記憶するほどです。
教えていないのに「関連動画」をタップして、次から次へと恐竜動画を見ています。
その時の集中力は親以上で、驚くばかり!
人間関係では友達とのトラブルはなく、一人遊びが好きです。
児童館などに行っても一人で遊んでいますし、公園に外国人家族が来ていた時には「逃げました」。
上の子の習い事に同行しても、同世代の子どもや赤ちゃんと遊ばず一人遊びをします。
図書館での読み聞かせのように、狭い部屋に多くの人が集まるのが大嫌いで泣き叫びます。
児童館や映画館、ショッピングセンターの洋服店も嫌いです。
特に、ショッピングセンターの洋服店は入り口で音楽がかかっているだけでも入れなくなります。
外に出かけた時も、散歩中に草刈りの「ウィーン」という電動音が聞こえただけで足が止まります。
さらには、掃除機の音も嫌いです。
2人目の育児にかなり育てにくさを感じていた私ですが、最初は1人目との性別の差だと思っていました。
決まったところ・安全なところしか入りたがらない性格、自分なりのこだわりがある息子は、アスペルガー症候群の典型的な例に当てはまります。
2歳6ヶ月になっても言葉を発しない息子を見て、義理の父に検査をしてみてはどうかと提案されました。
義理の父自身も幼稚園に数日しか通わなかった(通えなかった)人物です。
ただ、現役時代は研究職についており、学歴も周囲に羨ましがられるほどです。
未診断ですが、私は義理の父がアスペルガー症候群と似たギフテッドと呼ばれる「特定分野を極める」特性を持っているのではと考えています。
勉強ができる人物で、役職もあった人間なので話していてもスマートで、相手を不快にさせたりしません。
定年後も再雇用されるほど人望もあります。
そんな義理の父からのアドバイスに従い、地方自治体に問い合わせて、子どもの発達に詳しい病院を教えてもらいました。
2歳6ヶ月健診の後のことです。
さっそく病院へ行くと着いた途端、雰囲気で察知したのか息子は泣きわめき、検査できない状態になってしまいました。
結局検査を受けられないため、3歳児健診まで待つことにしました。
3歳児健診の日がやってきました。
息子はこういった「健診」が大嫌いです。
2歳のイヤイヤ期よりはよくなりましたが、扉を開けて狭い部屋に入っていくのが本当に苦手……確かにアルコールの臭いがする診察室は大人でも多少はドキドキします。
加えて、待ち時間が更に辛いようで……。
身長と体重を測るだけなのに、金属板に足を乗せるのも緊張してギャー!と泣きそうになるほどでした。
2歳6ヶ月の時に病院に行って発達進度を見てもらった先生が来ているというので、診察はその先生指名にしたのですが、それがかえって不安を助長し、診察時に泣きわめく結果に……。
どうやら、過去のマイナスイメージの記憶があったようです。
「幼稚園に行く前に何とかしておかないと」「少なくとも療育がある保育園に行くか、幼稚園に行くかは考えないと」と言われて、その場で療育に申し込みました。
現在は、週に1度の療育に通いつつ、幼稚園入園を目指して特訓しています。
そんなわけで、明らかに発達障害と診断されたわけではない我が子ですが、療育施設には通うことにしました。
言葉が遅くてしゃべらないこと、泣きわめくなどのかんしゃく、場所見知りがひどくて決まった場所しか行けないことなどがあり、それらを考えると自分の子どもは普通じゃないのかとも思ってしまいます。
療育施設に通おうと思ったのは、保育園開放に行っても全く楽しめないことから。
受付を通過する時も、嫌で泣いたことがありました。
体育館のような広い室内でも、みんなと一緒に走ることができなくて私が抱っこして走ったり、部屋の隅にじっとしていたり。
3歳児健診で相談した時に、「幼稚園が嫌で教室から脱走して、連れ戻す人がいなかったらどうする?」「幼稚園に行っても意味なくなる」などと言われて、幼稚園に通う前に対策を講じなければいけないような気がしました。
療育施設への通園のほか、言語療法士との面談などもあり、就園前からママである私は大忙しです。
療育では、息子も日々色々なことを学んでいて、1つずつできることが増えています。
発達障害の疑いがある息子の育児に奮闘中!
親も色々勉強になる日々を送っています。