さまざまな書籍や担当医師、就労移行支援事業所のスタッフからのアドバイスによって、双極性障害を持つ私が「試してみて体によかったこと」を挙げます。これらは、個人の好みや向き不向きもあります。
双極性障害が発覚した時期に、やっていたことです。
家族(妻)とペアになり、背中などを指先で軽く、ゆっくりとタップすることで精神的に非常に落ち着きました。一日中寝通しなど症状が悪くなる中で、妻との貴重なコミュニケーションの時間でした。
自宅療養中には、色んなことを試してみました。
家族(妻)に肩や背中、腰、足をマッサージしてもらいました。家に引きこもっていると、全身が凝り固まってしまうので、マッサージにはだいぶ助けられました。
外出リハビリも兼ねて、最新の情報を雑誌で読み、気になるジャンルの棚の背表紙を眺めました。
外出できなくても、ベランダで伸びをして、ごみ捨てに行くだけでもリフレッシュできました。
この場合のパワースポットとは、自分にとってエネルギーを得られる場所です。私の場合は本屋や文具売り場、家電量販店のプラモ売り場にあたります。好きな場所に行くと、満足した気分になることができる上に、外出リハビリにもなります。
就労移行支援事業所に通所中は、次のことをやっていました。
日常生活において、積極的に音楽を聴きました。いちいちレンタルするのが億劫な場合は、定額の音楽配信サービスを使えば、アクティビティに沿ったプレイリストが豊富にあります。私が活用しているジャンルは次の通りです。
なかなか朝が起きられないときは、まず布団の中で深呼吸を何回かします。そうするうちに、目が覚めてきます。
Evernoteを使用しました。「思考の整理」というノートブックを作成して、週に一回更新して、家族と共有しました。これにより、自分のタスクの優先度も整理されました。
惰性で遊んでいたソーシャルゲームはやめました。特に、決まった日の決まった時間にしか遊べないイベントがあったり、極端に射幸心を煽るようなゲームはしないようにしました。
就労移行支援事業所の往復と、昼休みは近場の公園に行く、帰りに寄り道をするといったことで、一日8,000歩くらい歩くようになりました。
自分だけの時間の確保です。朝と夕方、ベンチで情報収集の時間に充てました。自分の好きな時間になるので、心に余裕ができます。
36歳の既婚男性で子供がいます。双極性障害ii型(躁うつ病)の治療を続けながら、「今まで自分が助けてもらったことを、同じように努力している人を助けたい」という想いで、福祉関連の仕事のために就職活動中。セミナー講師や本の出版に向けて個人活動も開始。